彫らずにできる!簡単オリジナル焼き印を自作する方法

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久々に木工をしたら、思わぬいいものができたので、焼き印が押してみたくなりました。

いくらぐらいするものか調べてみると、35平方センチで8000円とか、、、マジスカ、銀座の土地も買えそうな値段です(いや、それ相応に品質は良いのでしょうが。。。)

焼き印を自作されている方のサイトを見ると、真鍮ブロックを彫り込むか、針金で一筆書きするというものがほとんどです。一方は敷居が高いし、他方は頼りないし。。。

ここはポンがら的精神を発揮して、自作してみましょう。
ひらめいたのはこれ。

ピンが飛び出して立体造形できるおもちゃ

ピンが飛び出して立体造形できるおもちゃ

ピンを前後させることで立体造形できるおもちゃです。これを焼き印の作成に応用してみます。

作り方の流れ

頭を落とした虫ピンを山ほど作ります、虫ピンをペットボトルの口に詰めます、凹ませたいところを他の虫ピンで叩きます、面を研ぎます、焼きます、押します、以上です。
さあ、これで、分かった気になったあなたはやって見よう!

じっくり理解してからやる方は、申し訳ありませんがこちらをお読みください(ちょっと長いです)。

必要なもの

材料

  • 虫ピン(3箱。たぶん3千本くらい)
  • ペットボトルの口(蓋ではなくネジになっている方)
  • 針金(虫ピンを巻いて固定します)
  • ドライバー(焼き印の取っ手にする。プラスでもマイナスでも可)
  • エポキシパテ(焼き印とドライバーをくっつける)

道具

  • ニッパ、ワイヤーカッターなど(虫ピンの頭を落とす)
  • ペンチ(針金をまくときに使う)
  • カッター、プラニッパ(ペットボトルの口を切ったりする)
  • ハンマー(ピンを叩くときに使います)
  • 金ヤスリ、砥石(印面を平らにします)

すべて100均で揃います

作業

ピンの頭を落とす

まずは、虫ピンの頭をひたすら落とします。

頭を落とします

頭を落とします

とりあえずスチロールに刺しておく

とりあえずスチロールに刺しておく

詰める

適当にたまったら、ペットボトルのくちに尖った方から挿します。
そうそう、ペットボトルの口に挿すってことは、丸い焼き印しか作れません。すいません、書き忘れてました。

ペットボトルの口に指します

ペットボトルの口に指します

最初は、楽勝でさせますが、だんだん苦しくなってきます。そうなったら、金槌で叩いて無理やり入れます。思いの外入るものです。

まだ行ける!まだ行けるぞ!

まだ終わらんよ!まだ!

ハンマーで叩いて無理やり入れます

ハンマーで叩いて無理やり入れます

お腹いっぱいになるとこんな感じになります。やり過ぎると枠が切れますのでほどほどに。

お腹いっぱいの図

お腹いっぱいの図

そうしたら、虫ピンを針金で固定します。

針金で固定します

針金で固定します

平らにする

印面となる面を、ヤスリで研いだり、砥石で研いだりしてできるかぎり平らにします。ここ重要です。これで焼き印を入れた時のシャープさが違ってきます。

ヤスリで研いだり

ヤスリで研いだり

砥石で研いだりして面を平らにします

砥石で研いだりして面を平らにします

印影を作る

印面のほうができたら、今度は印影の方を作ります。

印影は、適当なソフトで絵を作り、左右反転して印刷します。ここでの注意点は、あまり凝ったのにしないことです。なにせ1ピンが1ドットのようなものなので、複雑な絵はできません。
ここでは丸に「と」の文字にしました。

丸にとを反転

丸にとを反転

印刷したものをカーボン紙で印面に写します。
が、理想的ですが、あいにくカーボン紙がなかったので、半紙に印刷して、ご飯をねった糊をつくってそれで、印面に貼り付けました。
ご飯を糊にするなんて幼稚園以来です。

半紙に印刷

丸にとを反転

ご飯で貼りました

ご飯で貼りました

ピン打ち

さて、印影もできたので、いよいよ彫りならぬ、打ち込みに入ります。
打ち込みには頭を落としたピンを1本使います。

これをへこましたいピンに当てて、金槌でたたいて凹ませます。

ピンをピンで叩くの図

ピンをピンで叩くの図

最初は楽勝ですが、だんだん図がどんなだったかわからなくなってきたり、ひとつのピンを叩くと、引っ張られて隣のピンも落ちたりして、なかなかにコツと根気のいる作業です。
ひたすらたたくと下の写真のような有り様になって、何が何やらわからなくなります。
予め反転させた画像を印刷しておいてそれを見ながらやると、ある程度どこを叩いているかわかります。

何が何やら(´・ω・`)

何が何やら(´・ω・`)

もうよくわかんないけど、できた気がする感が感じられたところで、水で洗って糊と紙を流します。ご飯糊ばんざい^^

いきなりあぶるのも何なので、とりあえず朱肉で印影を確認します。
写真取るの忘れましたが、それなりにいい感じに押せました。ってか限界を感じたのでよしとしました。

とりあえず朱肉で

とりあえず朱肉で

そしたら、下の方も針金で固定します。(写真ピンクの矢印)

下も針金で固定します

下も針金で固定します(ピンクの矢印の部分)

ピンで叩いたので印面が凸凹になったので、もう一回、印面を砥石で研いで平らにします。

もう一回研ぐ

もう一回研ぐ

取っ手をつける

平らになったら、取っ手をくっつけます。くっつける際にはエポキシパテを使います。結構耐火性があるのでちょっとのことでは焼けてポロッと行きません。(ダイソー 万能エポキシパテで大丈夫でした)

パテをねって、印面の反対側とドライバーの先をたっぷり盛ってくっつけます。
軸の中心に焼き印がくるようにするには、固定具を適当に作って垂直にたてて固まるのを待ちます。

こんな感じで垂直にする

こんな感じで垂直にしてみました

固まるとこんな感じでくっつきます。

乾燥するうとこんな感じになります

乾燥するうとこんな感じになります

ここで、ペットボトルの口を取り外します(このままで焼きを入れると溶けるので)

プラニッパで切り落とします

プラニッパで切り落とします

そして、針金で固定します。(合計3本の針金で固定されることになります)

3本めの針金で固定します

3本めの針金で固定します

焼いてみる

ここで注意!ここからは火を使います。火を使って火傷をした、変なガスを吸った、近所から苦情が来た、家が燃えた、など何か不具合が起こったとしてもポンコツは責任を持ちません。自己責任でお願いします^^

これでひと通り完成したので、焼いてみます。ガスコンロで10分位じっくり焼きます。

ガスコンロで焼きます

ガスコンロで焼きます

焼きます

焼きます

そして、押します。焼き印の温度にもよりますが、まずはくっつけたままじっと動かさずにいて、焼けているニオイがしてきたら離します。

出来上がった焼き印

出来上がった焼き印

ちょっと焼きムラはありますがまあ、及第点でしょう。材料費600円くらいですし。
何かのご参考になったら幸いです。

最後までお読みくださってありがとうございます。

 

 

 

 

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