■EPSON(エプソン) PM-G800の分解方法

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PM-G800廃インクタンクエラー

ハードオフでジャンク1000円で買ってきたPM-G800ですが、2週間使ったところで廃インクタンクエラーになっちゃいました。せっかく自動供給システム作ったのに。。。
おそらく前の持ち主は、「プリンタ内部の部品調整時期が近づいています。」が出たんであわてて売ったんですね。やられました。
なんとか、廃インクタンクエラーをリセットするために、SSCやら、怪しげなアメリカのツールをいくつかやら、挙句には、EJLコマンドの資料を読んだり、USBパケットキャプチャしてみたりしましたが、さっぱりダメでした。ネットでも「G800は内部調整エラーがでたら漬物石」が定説のようです。
しかたがないので部品取りでもしようかと分解してみました。


道具

  • プラスドライバー(通常の長さ)
  • プラスドライバー(短いものまたは長いもの)
  • マイナスドライバー(爪を押すときなどに使います)
  • ヘアピン(爪を押し込んだ状態を維持すために挿しておきます)
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分解方法

背面カバーを外す

まずは背面カバーを外します。3つのネジで止まっています。

背面カバー

ネジを外して手前に引けば外れます。

背面カバーを外したところ

 本体カバーを外す

次に上カバーを外します。上カバーを外すには、5箇所のネジをはずして、本体に掛かっている爪を4箇所外せば外れます。
まずは、ネジの位置です。下記赤丸のところです。

オペパネ裏のネジ

オペパネ下の内部のネジ

上カバー左側のネジ

上カバー右側のネジ

オペパネ裏のネジ2箇所は、排紙トレーとの間隔が狭いので、丈の短いドライバーでないと外しにくいです。丈の短いドライバーを用意しましょう。
追記(2014.9.17):排紙トレーを閉じて、底面から見ると、本体とトレーとの間に隙間があります。そこから長いドライバーを差し込むことで外すことができました。

L字に曲がるドライバー

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5つのネジを外したところで、今度は爪を外します。爪の位置は、本体裏の左右の「-」型のスリットと本体前面側の底面の左右の四角い穴のあたりの4箇所です。

本体背面側の爪

本体前面の底部の爪

全面の側の爪はわかりにくいのですが、外すとこんな形になっているので、これを想像しながらドライバーで奥に押しこむようにします。

本体前面の爪

4箇所の爪を押しこんだ状態(押した状態を固定するためにでヘアピンを挿しておくといいです)でカバーを上に持ち上げると、外れます。ただし、オペパネと基板をつなぐケーブルがあるので、それを外すまでは、ガバっととはいきません。

基板とオペパネをつなぐフレキケーブル

フレキケーブルを外すと、本体カバーがガバっとはずれます。

底面カバーを外す

次に、底面カバーを外します。ネジは8箇所あります。○を付け忘れましたが、右側にもう一箇所あります。

底面カバーのネジ位置

全面左側のネジ

前面右側のネジ

後部右側のネジ

給紙トレイ下、右側のネジ

プリンタ内部左側のネジ

給紙トレイした、左側のネジ

側面と背面のネジ位置

もう1箇所は撮り忘れましたが、8つ外すと底面カバーが外れます。と言っても、本体と廃インクタンクが2本のチューブでつながっているので、ガバっとは取れません。

底面カバーを外したところ

廃インクタンクは全身色付きで満杯状態でした。確かにこれなら内部調整エラーがでるわけです。

満杯の廃インクタンク

チューブを外して底面カバー(廃インクタンク)を外すと、本体のみになります。
鉄板とギヤとモーターがむき出しです。(写真撮り忘れました)
ここまでできれば、あとは煮るなり焼くなりいかようにもできます。
ちなみに、プリンタヘッドの外し方はこちらです。

と、ここで天の啓示が!
外からどんなことをしても廃インクタンクエラーがリセットできないなら、中からリセットすればいいのでは。おそらく、電源を切っても満杯状態を覚えているので、ノンボラRAMに記憶させているはず。これを書き換えればリセットできるかも!(安易)

というわけで、基板カバーを外してみました。外し方は以下。

基板カバーを外す

ネジは全部で7箇所はずさなければなりません。

鉄板のネジ

テープを剥がします

上カバー左側のネジ

上カバー右側のネジ

背面と側面のネジ位置

ネジを外すと、基板を拝むことができます。フレキケーブルがたくさん刺さっているので抜かないように気をつけます。(抜いちゃうと訳ワカになりそうなので)

PM-G800の基板

お目当てのチップをさがしてみると、見つかりました。「S24CS02A」というEEPROMです。これ以外にNVRAMらしきものはないので、まずこれで間違いないでしょう。

PM-G800のNVRAM(EEPROM)

あとは、基板からはがして、書き換えて、元に戻せば行けるはず。
さぁどおなる。次回につづく。。。

メモリICの実践活用法―UV‐EPROM/EEPROM/SRAM/DRAMの構造と使い方

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  • 著者桑野 雅彦
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  • 出版日2001/09
  • 単行本239ページ
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  • 出版社CQ出版
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