靴底を修理する
2010.4.16の朝日新聞朝刊に「節約志向 自分で『お直し』」という記事が載っていました。
壊れたら買い換えるのではなく、自分で修理して使おうという動きが広まっているとのこと。例として、靴底、傘、畳表、じゅうたんの穴などの補修用具があげられていました。
我が家は以前から靴底の補修剤を使っていたんですが、最近は忙しくて、やろうやろうと思っていてもなかなか出来なかったので、これを機会にやってみました。
今回直すのは、この靴です。
歩き方が悪いせいかヒールの片減りが激しくて、すでにビスがでている状態です。うーん、ここまでほっとくか。。。
特段高価な靴ではないのですが、このご時世、まだまだ履けるのに簡単に買い換えてはいられません!
必要なのは、靴底修理用の補修材(ボンドみたいなやつ)とセロテープ、あと、下に敷く新聞くらいです。補修剤は、ホームセンターで1000円弱くらいだったような覚えが。
さて、修理です。 事前に、使い終わった歯ブラシか何かで靴底の砂やほこりを取ってきれいにしておきます。
次に、ボンドがのりやすいように、付属の紙ヤスリで減っている面をこすります。所詮底はゴムなのでこすればこするほど削れるので、まあ、適当に。
次に、ボンドを流し込む外枠をつけます。付属の薄いプラ板をかかとに巻き付けて、セロテープで留めます。かかとの高さとプラ板の縁の高さをそろえるのがコツです。
いよいよボンドを流し込みます。減っているところに直接むぎゅっといきます。後からへらでならすので、でこぼこしていてもいいですが、量は、乾いたときに肉減りがすることも考えて多めがよいようです。どうせ多少厚くても歩いているうちにまた減っちゃうんだし。
付属のへらでならします。なるべく平らにすることも大切ですが、ボンドがかかとの減ったところの表面まで到達しているかを良く確認します。ここにくっつかないと、歩いているうちにはがれてきます。下の写真右だと、かかとの縁にボンドが浸透しているのが分かるでしょうか。
まあ、こんな感じで2足修理しました。1日乾燥すれば固まります。はみ出しがあったり、厚すぎたりしたら、ヤスリかけたり、はさみで縁を丸く切ったりします。
これで完成です。補修材のチューブはきっちりふたをしても、ほっておくと、何ヶ月かで堅くなるので、一度にたくさんの靴を修理して使い切るようにした方が良いです。
ちなみに、2年前にこの補修材で修理した靴です。(手持ちに黒い補修材しかなかったので白いソールに黒になっちゃいました)ボンドだけがベラッとはがれるようなことはなく、きっちりくっついてソールと一体になって減っているのが分かります。